事業目的を決める
会社を設立するにあたり、事業目的を決める必要があります。
何をする会社かを公にする
定款には会社の事業目的を記載しなければなりません。
では、どうして会社の事業目的を定款に記載しておかなければならないのでしょうか。
それは、会社という法人は、普通の人間と異なり、目的の範囲内でのみ権利能力を認められているからです。
そのほか、この会社の目的を参考にして、取引等を行いますので、その取引先等を保護する必要があるからです。
それで、定款に事業目的を記載し、法務局で登記をして第三者に公示することによって、 取引の相手方が安心して契約したりできるようにしている訳です。
事業目的はいくつぐらいにすればよいのか
事業目的はひとつでなくてもOKです。
大体5項目から10項目くらいにしている会社が多いようです。
また、さしあたり実施する事業だけでなく、将来実施するであろう事業であっても、事業目的としてあらかじめ定款に定めておくのもOKです。
事業目的の具体的記載例
定款への事業目的の記載は、具体的には、以下のように箇条書きになります。
(目的)
1.インターネットを利用した各種情報提供サービス
2.コンピュータシステム、ネットワークシステム及びソフトウェアの企画、設計
3.ウェブサイトの企画、立案、制作及び運営
4.前各号に附帯又は関連する一切の業務
そして、最後には決まり文句として「前各号に附帯又は関連する一切の業務」という文言をいれて、ふくらみを持たせます。